桝太一・現在は同志社大学の助教で研究者!フリーアナとしても活動中

男性アナウンサー

テレビ業界で長年親しまれてきたアナウンサー・桝太一(ます たいち)さん。知的で穏やかな語り口と、どこか親しみやすい雰囲気で、特に情報番組やバラエティ番組を中心に活躍してきた存在です。そんな桝さんが、2022年に突如として「日本テレビ退社」という大きな決断を下したことは、当時多くの人に衝撃を与えました。

「人気絶頂の中で、なぜ今、テレビ局を辞めるのか?」「これからどんな仕事をするのか?」

そうした疑問の声が飛び交う中、桝さんが選んだのはなんと「大学の研究者」への転身という、異色のキャリアチェンジ。テレビの第一線から離れてまで挑む、その新しいフィールドとはいったいどんなものなのか? 現在も一部番組には出演を続けながら、彼が追い続ける“本当にやりたかったこと”とは?

今回は、桝太一さんの現在の仕事、活動内容、研究テーマなどを詳しく掘り下げ、彼の“今”を徹底解説していきます。

助教としてマスメディアと科学コミュニケーションを研究

桝太一さんは2022年春、日本テレビを退社後、同志社大学ハリス理化学研究所の助教として、新たな一歩を踏み出しました。大学での研究者という肩書きに驚いた方も多いかもしれませんが、実は桝さんはもともと東京大学大学院の農学生命科学研究科を修了した「理系出身」。アナウンサーとしてのキャリアを積みつつも、常に科学や生物への関心を持ち続けていた人物です。

彼が現在研究しているのは、「マスメディアにおける科学コミュニケーションのあり方」。テレビという巨大メディアの現場で20年近く働いてきた経験を生かし、「どうすれば科学の情報を正しく、わかりやすく、かつ興味深く伝えられるか?」というテーマに、日々取り組んでいます。

同志社大学での契約は2027年までとされており、その間に研究成果を社会に還元することが期待されています。彼の研究は、将来的に教育界・メディア界双方に大きな影響を与える可能性を秘めていると言えるでしょう。

テレビ出演は継続中──フリーアナウンサーとしての活動も並行

「研究者になったからテレビを辞めた」というわけではありません。桝太一さんは、現在もフリーアナウンサーとしてテレビ出演を続けています。

テレビやイベントなどのマネジメントを担当しているのは、ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)。俳優やタレントだけでなく、文化人・専門家・アナウンサーも多く所属する芸能プロダクションです。

桝さんは「SMAと業務提携」という形で、自身はフリーの立場を保ちながら、マネジメント面をプロに任せています。これにより、研究の傍らでも、安心してテレビ出演などの活動を続けることができる環境が整っているのです。

また2025年6月時点で桝太一さんが現在レギュラー出演している番組は以下のとおりです。

  • 真相報道バンキシャ!!(日本テレビ)
    …報道・社会問題を扱う日曜のニュース番組。信頼感あるナビゲートが定評。
  • ザ!鉄腕!DASH!!(日本テレビ)
    …自然や農業、環境保護に関する知識が生かされる場面が多く、科学的視点で番組を支える存在。

これらの番組では、桝さんは単なる司会進行役ではなく、「科学をわかりやすく、楽しく伝える表現者」としての一面を持ち合わせています。視聴者にも「研究者らしさ」が自然に伝わるような立ち居振る舞いが印象的です。

科学を社会とつなぐ新たな挑戦

桝太一さんは、テレビや大学での活動にとどまらず、科学コミュニケーションの実践者としても精力的に活動しています。その代表的な取り組みが以下の2つです。

サイエンスアゴラ推進委員会 委員

「サイエンスアゴラ」は、科学者、政策立案者、市民、学生など、さまざまな立場の人々が集まり、科学について語り合う大型イベント。桝さんはその推進委員を務めており、「科学を一方的に伝える」のではなく、「科学を共に考える」場を作る活動に取り組んでいます。

衛星地球観測コンソーシアム(COSEO)広報アンバサダー

衛星を使った地球観測に関する専門的なコンソーシアム「COSEO」においても、桝さんは広報アンバサダーとして、専門家と市民をつなぐ架け橋となる活動を行っています。動画やオンラインセミナーでは司会進行も担当し、科学的なデータや研究成果を、わかりやすく社会に届ける役割を担っています。

これらの活動からも、桝太一さんが「科学を伝えること」をいかに本気で考えているかが伝わってきます。

まとめ:桝太一さんの現在は、未来のメディアと科学をつなぐ重要な架け橋

かつては“日テレの顔”だった桝太一さん。現在は、研究者・アナウンサー・司会者・科学伝道者といった多彩な顔を持ち、いずれもブレることなく「科学を社会へ伝える」という一貫した軸を貫いています。

彼のように、専門性と表現力を併せ持つ人材はこれからますます社会に必要とされるでしょう。時代の先を行く“ハイブリッド型メディア人”として、桝太一さんの今後の活躍にも引き続き注目が集まりそうです。

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